May in the dark

生きるのに困ったら

自殺を考えたことはあるか?

基本的にこのブログは、訪問者が居ない前提で書いてる。

こんなタイトルで記事を書いて、このブログに辿り着く人は間違いなく自殺を検討してる人(あるいはしたことがある)か、周囲に危ない人がいるかのどちらかだと思う。

そんなメタ的な話はさておき、自分の実体験を語ると生まれて始めて自殺を検討したのは小3の時だ。

だから、「小学生で自殺って考えられない」なんていう大人を見てると「こいつらほんと脳天気に生きてきたバカなんだな」って思う。

私で小3なんだから、もっと早い人は小1とか、もしかしたら小学校以前かもしれない。

私の両親は、「突然お前は死ぬのが怖いと言い出したが、ちょうどその頃は、ニュースで池田小事件が報道されており、年の近い子どもが何人も殺されたという事件は、子どもにとって相当ショックだったんだろう。って思った」 と後になって語っているが、それはとんだ見当違いである。

私は当時、本気で自殺を検討していた。この世から消えたいと思っていた。理由は色々あるが、そのうちの1つに「いじめ」が有るのは間違いなかった。

この時、私は真剣に「死」とは何か、調べ、考えた。それ以前の私は死についてあんまり分かっていなくて、「人間は死んだら姿が見えなくなって幽霊になるんだーー」って真剣に思ってた。実に小学生らしい発想で良い。

が、この時を境目に死について完全に理解した。理解したから死について、本気で恐怖したのだと思う。

でも、私にはこの自殺という以外に他の選択肢が発見できなかった。だから、ずっと恐怖し、ずっと葛藤した。

…………

さて、じゃぁなぜ自殺を考えたのかという話に戻るが、

「自分はこの世に居ないほうが良い。自分はこの世に生まれてくるべきではなかった」

という考えが、小3のときの自分には既に芽生えていたからだと思う。私のようなダメな子どもを持って両親はさぞ苦労したんだろう。私が出来ていなければ、両親はもっと幸せだったんだろう。

という考えが根本にあったからだと思う。

まぁ、今となっては馬鹿馬鹿しい話だと思えるが、当時は本気でそう思っていた。

次に考えたのが、どうやって死ぬのか。 高所恐怖症の私には、飛び降りは無理だと思った。(最も手っ取り早くて楽なのは確かなのだが)

何処かに放浪して飢え死ぬか凍え死ぬか。いやー絶対警察に見つかるよなー。水死は嫌だしなー。ってなって、結局切腹が一番いいんじゃないかってことで、台所で包丁をあさっていると………。

母が帰ってきた。

私は慌てて台所をさり、トイレに居たことにして、 笑顔で母を出迎えた。

…………

今にして思えば、その時から私は人形になったのだと思う。

多分私よりも頭の良い賢い子は、もっと早くに自殺を考えていたんだろうなって、思う。 幼稚園児でも、自殺を考えるケースはあるぞ。実行に移す可能性もあるぞ。