滅びゆく故郷、色あせていく情景、廃れていく社会、そして
私は大阪出身なのですが、外国人に故郷を説明する時は、「京都出身だよ」的な感じで、エセ京都人をしてます。
というのも、外国人に伝わる日本の地名って、「Kyoto」「Tokyo」「Fukushima」「Mt.Fuji」くらいしか無くて、(福島が入ってるのが辛いところですが)、わかりやすさ重視ということで「京都の近く」って答えてます。間違いじゃない。余談ですが、奈良は京都の一部だと思われてます。
私は今、東京に住んでます。
何があっても、絶対に故郷には戻らないと決めています。
(もちろん、お正月やお盆休みなどの帰省はしますけど、ここで言う「戻る」とは、住む(大阪府民に戻る)という意味です)
故郷に戻らない理由は、色々ありますが、以下の3つが大きいかなって思います。
1. 小中高大と、それぞれのフェーズで仲良かった友人がほぼ全員東京に住んでいる。
2. 少しでも両親の影響範囲から遠ざかりたい
3. 滅びゆく街、色あせていく故郷を見るのが辛い。
1 に関しては多分特殊な事情で、本当に仲良かった友人はほぼみんな東京に居るのです。なので、むしろ地元に帰ったほうが友人が居ない。笑
2 に関しては、まぁこのブログに書いてあるとおり。
3 に関して。
例えば、昔良く遊んだ森が伐採されてデパートになった!とかなら、たしかに寂しさはありますが、街は変化している。と感じるのですが、違うのです。
昔遊んだ公演が昔のまま、しかし整備はされていないから、ボロボロに。
昔よく行ったデパートが、シャッター街に。
昔通っていた学校が、20年前の姿のまま(しかし風化してボロボロに)
そう、徐々に廃れているのです。街が死に向かっているのです。同時に、街中で見かける人も、ほとんど老人になってしまいました。その中に居るだけで、自分の精神年齢が50も60も老けてしまう。まるで自分自身もジジババになったような、そんな世界がそこにある。
要するに、地元に帰るたびに、すごい勢いで鬱になるのです。
だから、私は戻れない。
ここまで故郷ディスをしたけど、じゃあ東京はどうなんだ???
と言われると、同じなんだよなー。。。
というか、もっと酷いと思っていて、未だに昭和懐古のお店が大量に蔓延っている。人口が多い分、8年後(東京オリンピックが終わった後の2025年くらい)は、もっと滅びているし、色あせているし、廃れた社会が迫っている。
じゃぁインターネットは??
それよりももっと酷い。まだ君ら私と同じ20代でしょ?というような人達が懐古厨になっている。未来に希望が持てないから、過去にすがるしか無い。そんな現実を突きつけてくる。
過去を捨て、未来を持てない私は、刹那的にしか生きることが出来ない。
そんな状態で、良いのだろうか