心の病気は自分にも見えない
過去に様々な医者に出会って、色々な診断を受けてきた。
(多分精神科に限らないと思うけど)医者って大きく2つのパターンがあって
- 社会性を気にして、診断名をはっきりしないタイプ
- 逆に、疑わしきは罰せよの精神で、仮診断をはっきりさせて、徐々に変えていくタイプ
当事者にしかわからないと思うけど、社会性を気にして、「どっちか判断が難しい」などという場合には、診断を有耶無耶にするケースがよくある。
ここで言う社会性とは、復帰・再就職に不利になる事。
さて、私も様々な診断を受けてきたが、ようやく自分の病気が何か判断がついてきたところだ。
私は、生まれつき2つのメンタルエラーを抱えている。
まず、自閉症に関して。まぁ、うん、知ってた。コミュ障だもん。
で、24歳のときに今更自閉症と診断された経緯については、多分、時代背景もある。
よくよく母に聞くと、私は初語がめちゃくちゃ遅く、3歳時点ではすでに自閉症を疑われていたのだが、当時、一般的に自閉症と言えば、知的障害を伴うカナー症候群の事を指していた。
だから、知的障害のラベルを貼るのは両親も、医者も避けたかったんだろう。
実際、IQテストすると120近くある。すごい!天才じゃん!笑
まぁでも、子供の頃から母親と眼が合わない、手を繋がない、遠くに一人で行く、過集中、数字を一列に並べるだけで楽しい。ナドナド、要素は揃ってるよね。
あと、発達障害とかADHDとか言う診断を出す医者は信用してはいけない。なぜなら、現在の日本では明確な診断名では無いからだ。
次。双極性障害II型
こちら、発症自体は後天的なのだが、持ってる因子としては先天的な疾患だと思う。(色々調べてようやくわかってきたけど、どうも特定の遺伝子エラーらしい)
自覚症状として疑い始めたのは、高校生の頃からだけど、冷静に考えると小学校の頃から発症してたと思う。というのも、塾の夏期講習期間だけは、ものすごく躁状態で成績が良く、その他は勉強にやる気がなかったからだ。
(色々な論文を読み漁ったけど、間違ってるかもしれない)双極性障害と言うのは、まず、先天的にそういう因子があるか無いか。なければ発症しない。で、因子があって、特定の発症要因があって初めて発症する。だから、先天的に因子を持っていても、発症しない人が居る。
双極性障害II型の診断が遅れてる理由としては、はっきりとした躁状態を観測していないから。ここでいう躁状態とは、社会的に損失を被るほどのハイテンションだと思っていて、たしかにそこまではやってなかった。
が、ついに最近やらかした。
どうも、社会人になって、そこそこお金を手に入れないと、損失レベルの高い買い物はしないみたいだ。笑
私の場合は、自閉症と、双極性障害II型の2つが独立して併存している。
この2つの二次障害として、無気力とか自己効力の低下とか、自律神経失調とか産んでるみたいだ。
ここまで調べきるのに8年かかった。やっと自分が何者かわかった気がする。
処方されている炭酸リチウムを飲んだ日と、飲まなかった日で、明らかに調子が違う。
受付の優しいお姉ちゃんは、「このまま行けば薬減らせますよ!」と前向きに言ってくれるが、自分の勘では、むしろもっと増やしてもいいレベルだと思っている。
明らかに違う。
多分、最近まで処方されなかった理由は、希死念慮があったからだろう。よくよく調べていると、炭酸リチウム飲みすぎると、中毒の危険があるらしい。
だから、私が、「もう死んでやるーーー!!!」って持ってる炭酸リチウム全部飲んだら最悪の場合死ぬのだ。
心の病気は自分にも見えなくて、「ああ死にてー」と思う日が毎日だけど、とりあえず薬を飲めば、まだ生きていける。