それは闇ではなかった
最近、闇を感じることが少なくなりました。
今まで闇に苦しんでいた自分にとっては、確かに一瞬希望にも思えたのですが、そうではなかった。
今まで自分が闇だと思っていたものを、必死にもがいてかき分けて精査していくと、そこには「何もない」がある。ということが分かりました。
光と闇は同義だと思っていて、「光射すところに影もまた生まれる」がこの世の真理なので、すごい目立つ綺羅びやかな人生の足元には無数のそうではない人生があるのです。
だから、闇があるということはどこかに光があるということで、それを求めるのは非常に容易いことでした。
ところが、調べても調べても光は見つからず、闇が深まるばかり。
それは、闇ですら無い「虚無」だった。
In the Darkness ではなく、in the Nihilistic だった。笑
ていうことに気がついて、虚無から光を生むか、闇から建造物を作り出すかって二択を迫られて、後者を選ぶことにしました。
つまり、再び混沌の世界に身をおくことにしました。
ドロドロとした、薄暗くて、それでもどこかぬくもりを感じる混沌の世界。そここそが私の居場所で、私の力の源なんだろうなと気がついてしまったのです。
ていうか、虚無から光を生むって、ビッグバンを起こせってことなので無理に決まっとるやんけ。
この国は、闇すらも消滅する、虚無の世界がどんどん広がっていっている。確かに、虚無の世界が持つ力もまた存在するんだけど、自分が虚無になってしまっては本当にもう救いようがない。それこそ心の死だ。
だから私は闇に逃げる。闇と共に生きる。
と改めて決心した