May in the dark

生きるのに困ったら

人間の心は木々の年輪のような構造

これ、あまり心理学会でもキレイな解説が無いんだけど、 個としての人の心は地層の構造と極めて似ている。

人の心は、地層だったり、木々の年輪だったり、要するに、幾つもの層が重なって出来ている。

最も中心には、胎児期の心があり、最も表層には現在の自分の心がある。 人間は成長によって、心が変化しているのではなく、過去の自分の心の外側に1層、心を重ねていくのである。

もちろん、外側の層は、内側の層にも影響をあたえるので、徐々に過去の自分が形成した心も変化するんだけど、そんなに大きくは変わらない。 また、ACとか、トラウマとか、所謂心の傷というものは、内側から心が腐っているイメージなので、正直どうしようも出来ない。出来ることは、外側の層を分厚く固めて、内側が腐っても、木が折れないように補強するしか無い。

さて、コレだけなら、幼少期に心の形成にコケたら終わりで希望がないのだけど、一つだけ希望を提示したい。 それは、社会心理。

木で例えると、根を張っている大地に相当するのかな。 私達人間は、社会的な生き物なので、社会からも影響を受けている。それは、自分が所属しているコミュニティだったり、その時代の空気だったり。また、人間は植物と違って動くことが出来るので、自分が所属するコミュニティをある程度選択することが出来る。

木々が地面から水や養分を吸い上げるように、我々も社会から影響を受けている。 周囲のコミュニティが良ければ、内側から自分の心を癒やすことが出来るかもしれない。

もし、あなたが、限界を感じるなら、住む社会を変えてみて。 何度、変えてもいいと思う。幼い頃に積み重ねた心を癒やすかもしれないよ!