May in the dark

生きるのに困ったら

親が教師だったら、子どもは不登校になりやすい。

そんなの、至極当たり前の話じゃないか。なんで、みんなわからないんだ。

というのが今日のテーマ。

 


普通の家庭の場合、兄や姉は、弟、妹が生まれるたびに、愛情が分散し、単純に計算すれば、親から得られる愛情の量は半減する。いやいや、子どもが何人生まれても愛情は一緒だよ。と思うかもしれないが、それはあくまで親の中の気持ちで、子どもからすれば、新しく生まれた子に手間暇が取られてしまう分、親との接触回数はどうしても減ってしまう。


親が教師の場合。兄弟が40人近く居るような状態にあると考えるのが良い。


自宅で自分の子どもが聞こえる範囲で、自分が受け持つ子どもの話をしたりしていないだろうか。
もしそうなら、絶対にやってはいけない。

子どもは、その「出会ったこともない」「親の受け持つ子ども」にジェラシーを感じる。兄弟がたくさん居るかのように、受け取ってしまう。理性で分かっていても心がそう出来ている。


たとえ、その子の事を誉めていようと、ディスっていようと、自分の受け持つ子について述べる。
というのが、自分の子どもにとってどれだけネガティブな影響をあたえるか分かっていない。

 

さて、問題がなければ「兄弟が多い」くらいの認識で良いのだが、例えば、子どもが学校でいじめを受けているとすればどうだろう。

当然、学校は辛く苦しいものになるだろう。行きたくないだろう。誰かに助けを求めたくなるだろう。しかし、誰に頼れば良いのだろう?先生?親? まぁ、先生が解決してくれないから次は親に助けを求めるわけで。

しかし、考えてほしい。親は助けてくれない。難しいと思う。だって学校違うし。
でも、親は、その親の愛情によって面倒を見ている見知らぬ誰かの子どもの話をしている。

私はこんなに困っているのに。

私よりも、見知らぬ誰かの子どものほうが大事なんだ。私なんて要らないんだ。

誰も私を助けてなんかくれないんだ。

学校に行きたくない。

このまま消えたい。

 

 

と徐々に思考回路がネガティブに。自己効力を失いながら落ちていく。

どんな問題でも、メンタル関連の問題は全て、自己効力の低さにあると思ってて、
やっぱり、兄とか姉とかというのは、親の愛情が欲しい段階で、弟/妹の出現により
我慢しインナーチャイルドを癒しきれずに育つという面がある。

それの大兄弟版が、親が教師という職業である事をきっかけに、仮想的に発生しているのだと思われる。